採蜜の流れ:道具の準備から瓶詰めまで
小規模養蜂家向けの採蜜作業の手順を整理する

採蜜は養蜂の中でも楽しみの大きい作業ですが、道具の準備と作業の順番を事前に整理しておかないと、途中で慌てることになります。特に初めて採蜜を行う方は、必要な道具と作業の流れを一度確認しておくと、当日の作業がスムーズになります。
採蜜前の準備
採蜜を行う前に、巣蓋(巣房の蓋)がしっかりかかっているかを確認します。蓋がかかっていない巣房の蜜は水分が多く、発酵しやすいため、採蜜には向きません。内検時に、蓋のかかった巣枠を選んでおきます。
道具の準備は前日に行うのが理想です。電熱式蜜切りナイフは、使用前に十分に温めておく必要があります。遠心分離機は清潔な状態にしておき、蜜を受ける容器と蜜漉し器をセットしておきます。
蜜切りと遠心分離
巣枠を巣箱から取り出したら、電熱式蜜切りナイフで巣蓋を薄く切り取ります。刃を巣枠の上から下に向かってゆっくり動かすと、蜜蝋が刃に固まりにくくなります。切り取った蜜蝋は別の容器に集めておくと、後で再利用できます。
蓋を切り取った巣枠を遠心分離機にセットし、ゆっくりと回転させます。最初はゆっくり回し、蜜が飛び出し始めたら少しずつ速度を上げます。片面が終わったら巣枠を裏返して同じ作業を繰り返します。
漉し・瓶詰め
遠心分離機から出た蜜には、蜜蝋の破片や蜂の体の一部が混じっていることがあります。蜜漉し器(ストレーナー)を通して不純物を取り除きます。目の細かいものと粗いものを二段重ねにすると、効率よく漉せます。
漉した蜜は、清潔な瓶に詰めます。瓶は事前に熱湯消毒し、完全に乾燥させておくことが大切です。蜂蜜は水分が多いと発酵するため、瓶詰め後はしっかり蓋を閉めて保管します。
採蜜の道具は、一度揃えると長く使えるものが多いです。何から揃えるか迷ったときは、取り扱い商品の一覧をご覧いただくか、ご相談ください。